改善したい顔のたるみ
顔のたるみを治療するなら、自分に合った方法を選びたいと考えている人は多いのではないでしょうか。たるみ治療は美容クリニックなどで施術を受けることが出来ますが、治療方法はいくつかあります。
また、診察や治療費は自費で行うことになるため、施術前にどんな方法があって、どれが自分にあうのか比較検討することはとても大事です。
知っておきたい！たるみの種類
たるみ治療方法を比較する前に知っておきたいことは、たるみの種類について。多くのクリニックでは、顔のたるみの状態に合わせて施術が行われるからです。大雑把に見ると、皮膚は表皮と真皮に分かれていますが、真皮を構成しているコラーゲンやエラスチンが減少して起こるのが皮膚のたるみです。
皮膚の下に脂肪層があり、脂肪層は線維組織によって支えられています。この線維組織が伸びたことによって、顔にシワやたるみが出てきます。
肌のハリは表皮の下にある真皮の膠原線維（コラーゲン線維）、弾力性は弾性線維（エラスチン線維）によって保たれています。真皮の多くを占める膠原線維は下層ほど太く密になります（膠原線維束）。一方、表皮は薄くて伸縮性がないため、真皮の組織が変形すると表皮にも凹凸が生じます。これが「シワ」です。
引用元：シワ・たるみケア
また、脂肪層に水分が溜まってしまうことが原因になることもあり、顔のたるみと一言で言ってもいくつか種類があるのです。
日本で受けられる顔のたるみ治療法
現在日本でごく一般的に行われているたるみ治療法についていくつかご紹介します。
- ・「メスを使う方法」
- →メスを使って切開し、皮膚を取り除く、外科手術です。
- ・「糸を使う治療法」
- →こめかみから糸を入れて引き上げる方法で、リフトアップとも呼ばれています。
- ・「注射治療」
- →顔に注射を打ってヒアルロン酸などを注入していく方法です。ヒアルロン酸の他にも、ボトックス注射やプラセンタ注射があります。
- ・「照射治療」
- →超音波や赤外線、高周波といった特殊な光を顔に当てていく治療法です。
メスを使うたるみ治療
メスで皮膚のはく離をしたり、脂肪を切除してたるみを解消する方法です。メスを使った方法は、ほぼ確実にたるみ部分を取り除け、即効性があるというメリットがありますが、外科手術なのでそれなりのリスクもあります。
糸を使うたるみ治療
糸を使う方法は、スレッドリフトとも言われます。こちらも、糸を使って皮膚を引き上げるため、確実性に優れています。線維組織のたるみには、たるみを引き寄せる糸を使ったリフトアップ方法が効果的です。
正しく治療が行われれば痛みもありませんが、反対のことも起こりうる、というリスクがつきます。
注射のたるみ治療
注射治療は、「たるみを引き上げたい」「ハリを与えたい」という用途別に注入する成分を使い分けられる他、注射で終わるので、メスや糸を使った治療法よりも手軽に行なえます。
ヒアルロン酸注入が有名で、聞いたことがある人も多いと思います。肌にハリをもたせたかったり、メスをいれることなくリフトアップをしたいなら、選択肢の多い注射治療がおすすめです。ですが、定期的に注入する必要がありますし、皮膚が腫れるなどの副作用が出ることもあります。
照射のたるみ治療
エステ感覚でできる照射治療は一番しやすい方法かもしれませんが、レーザーを当てるため、痛みや赤みを伴うこともあります。皮膚のたるみからくる顔のたるみには、照射治療が向いています。照射する光別に、タイタン（赤外線レーザー）、サーマクール、ウルセラ（高周波）という呼び名があります。
タイタンは、赤外線レーザーを真皮に照射することでコラーゲンを生成するので、収縮と再生が期待できます。高周波は、照射することで肌を引き締めていきますので、水分による顔の膨張解消に向いています。
たるみ治療のまとめ
治療にかかる費用の面から比較すると、注射治療が一番安く、照射治療やたるみ除去手術が高めになっています。といっても施術する範囲や大きさ、種類のよって費用は大きく変わってくるので、比較しづらい面がありますが、だいたいの目安になります。たるみ治療と一口に言っても種類があり、さらに治療法から細かく種類が分かれています。
たるみの原因はいくつかあるので、まずはどの部分のたるみを解消していきたいのか、たるみの原因は何かを明らかにしていきます。その次に治療法を選んでいきますが、信用のおけるクリニックを選び、些細なことでも相談していくことが大事です。
